カナダ式脳科学フォニックスとは?
2023年9月。
私の勤めるカナダの公立小学校の英語学習カリキュラムが新しくなりました。
英語学習を脳科学的に研究した
Science of Readingの教えに基づくより効果的な学習カリキュラムは
こどもたちの英語学習を大きくサポートしています。
カナダの小学校の生徒たちは驚異的に英語の読み書きができるようになっており、
Science of Readingのすごさを実感しています。
また、英語圏の各地からも
「Science of Reading」を実践して子どもたちの英語の読み書き力が向上したという
報告が日々あがってきています。
そんな英語ネイティブたちが受けている、
最新の脳科学に基づく学習法を日本人向けにアレンジしたものが
カナダ式脳科学フォニックスとなります。
「丸暗記式英語学習」はもう卒業!
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カナダ式脳科学フォニックスが目指すのは
・丸暗記式の英語学習を卒業してひらがなを読むように英語が読めるようになること
・英単語のルールを知り効率的に学ぶこと
・脳科学に基づく英語学習でラクに英語を学ぶこと
です。
今の日本の英語の読み書き学習は「丸暗記」が中心です。
ひたすら書いて覚えてを繰り返します。
でも、
その方法だと10個単語を覚えても10個しか覚えることができません。
数千にも及ぶ受験及び日常英会話に必要な英単語を
ひたすら「丸暗記」していくしかないのです。
英単語にはルールがある!
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私がカナダで英語を教えるようになった驚いたことがあります。
それは、
英単語にはルールがある!
ということ。
英語ネイティブは英単語のルールをしっかりと学んで
知らない単語も読めるようになり、
単語の読み(音)から英単語を導くことができるようになります。
カナダ式脳科学フォニックスのカリキュラムに従えば
たった3つのアルファベット(音)から350個の英単語が、
たった4つの音から4,320個の英単語が、
5つの音になると
なんと21,560個の英単語が読めるようになるんです。
丸暗記式の英語の読み書きでは、どうしても限界があります。
「覚えられない子」「覚えることをあきらめてしまった子」は
どんどん英語学習から取り残されていくのです。
でも、
「英単語のルール」をしっかりと学べば
丸暗記式の英単語学習から卒業することができ
もっとラクに楽しく英語を学ぶことができます!
※英単語にはルールがありますが一部例外もあります。
そちらは「サイトワード」といってネイティブも繰り返し暗記することが推奨されています。
英語ネイティブでも6割が読み書きのサポートが必要、という事実
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日本ではほとんど知られていない事実ですが、
実は
英語ネイティブの60%の子どもたちが英語の読み書きになんらかのサポートが必要、
と言われています。
つまり、
自分の力だけで英語の読み書きを完全にマスターできるのは全体の半分以下、ということです。
英語圏では日本よりも「ディスレクシア(文字が読めない障害)」が多いと言われています。
また、脳卒中の後遺症で失読症になる人も多いのです。
そもそも、英語のほうが日本語よりも読み書きをマスターするのが難しいんですね。
日本人の子さんの中にも、
国語や数学、社会、理科はできるのに
「英語」だけは全くできない。簡単な英単語も覚えられない。
というお子さんはたくさんいらっしゃいます。
ディコーディングの力
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カナダ式脳科学フォニックスでは、
「ディコーディング」を重視しています。
ディコーディングとは、ひらがなを読むように英語が読める力、
英語をパッとみたときに瞬時に意味を理解することです。
最新の研究では、
このディコーディングの力が「英語の読み書き」ができること、
に直結していると言われています。
いくら、フォニックスを覚えて「map」が自力で読めるようになっても
「map」=地図、と脳が理解しないと
英語の読み書きができるようにはなりません。
カナダ式脳科学フォニックスではフォニックスを学んで英単語を読めるようになるだけではなく、
「英単語を理解して読める」レベルまで教えていくカリキュラムを準備しています。
どんなカリキュラムで学んでいくの?
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「英語の読み書き学習」というと紙と鉛筆をもって勉強する、
というイメージを持たれるかもしれません。
でも、カナダ式脳科学フォニックスは紙と鉛筆での学習スタイルではありません。
というのも、
英語ネイティブも英語の読み書きを学ぶ際に
いきなり英語を紙に書くことはしないんですね。
スライドを使ったり、専用のサイトを画面に映しながら
無理なく学んでいきます。
また、「英語の読み書き」を教えていきますが
英語の発音もしっかりと学んでいきます。
カナダ式脳科学フォニックスでは、
「発音」から英単語を導くことも教えていきます。
カリキュラムのスケジュール
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カナダ式脳科学フォニックスは週1回で進めると3年で終わるカリキュラムとなっています。
対象年齢は4歳からです。(アルファベットを覚えている必要はありません)
英語の勉強が難しくなる中学生までにすべてのカリキュラムを終えることが
理想ですが、大人の方にも通用するプログラムとなっています。
講座の内容には、
耳だけで音をつなげる・分ける「Phonemic Awareness」のレッスン、
音素の理解、ディコーディングの練習、ブレンディングの練習、
読み書きのルールに当てはまらない単語の覚え方、
ディコーディングテキストを読む練習などが含まれます。
※レッスンとは別に過程でラズキッズ(英語の本が読み放題のアプリ)にて家庭学習をしていただくことを推奨しております。
レッスンについて
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